スワミジ

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哲学の先生のことをスワミジと呼ぶ。「スワミ」が「教師」で、「ジ」が「◯◯さん」のような意味だそう。


今、私が習っているスワミジはサニヤサの道を行く人。サニヤサとは、インド哲学の思索、探求に人生を捧げることを決めた人のことを指す。世俗的な欲望から離れ、結婚したり、子供を作ったりはできない。スワミジはいつもオレンジ色の服を着ていて、それは自分がサニヤサであることを表明するもの。

気になったので、どうしてサニヤサになったのか聞いてみると、「カルマに導かれた」と言われて、全く納得できなくて再度聞いたら、社会人の時に賄賂の橋渡しのような仕事をしていて、それがとても嫌で、社会に矛盾や違和感を感じたことや、スワミジの先生がとても素敵な満ち足りた人で、その人のもとで勉強した時間が本当に素晴らしかったことを教えてくれた。サニヤサの道は厳しいし、葛藤も多いけれど、挑戦する心を忘れずに日々やっているとも話してくれた。

授業は英語。しかも内容はインド哲学。最初はぜんぜんわからなくて「この時間を一体どう過ごしたら?」といった状態だったけれど、1ヶ月聞き続けていると、だいぶわかるようになってきた。スワミジはとても情熱的に授業をするので、言葉がわからなくても、伝わってくるものがすごくある。

ヨガの教えでは「感情的になってはいけない。感情と距離をとり、冷静さを保つセルフマインドコントロールが大事」と言われていて、スワミジもそう言っていたけれど、近隣の騒音で授業が妨げられたりすると、けっこう不機嫌になる。スワミジ感情的じゃんと思うけれど、そういうところも含めて魅力的な人。

小、中、高、大といろんな授業を受けてきたけれど、初めて受ける類の内容。世界はどのようにできているのかという哲学と、その世界でどのように生きれば適切で、幸せになれるのかという実践的な内容が2つセットになっている。

大学の時、哲学をかじったけれど、物事の成り立ちや本質を説明することに留まり、それに呼応していかに生きるかみたいなHOW TOはなかった。(私が学ばなかっただけかもしれないが)ヨガはインド哲学とその実践のための生活の術がセットなので、とてもおもしろい。学んで、それを生活におとしていくことができるから、頭でっかちにならないでいられる。衣食住のあり方、日々心がけること、アーサナ、呼吸、体の浄化など、すべてを理解し実践するのは難しいけれど、とてもいい教えばかりなので、できそうなものは取り入れていきたいと思う。
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