瞑想とサイレンス

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毎朝6時から30分間、川のほとりにあるヨガホールで瞑想を行う。ホールと言っても、壁はなく、蚊よけの網がはってあるだけなので、中から川の風景が透けて見える。そして網はほぼ機能しておらず、蚊が容赦なく入ってくる。


6時はまだ暗く、ホールの中の燭台に火が灯してあり、その灯りを頼りに空いている場所を探し、自分のヨガマットをひく。

「Sit on comfortable position and back straight」という声で瞑想が始まる。瞑想担当のパラさんはとてもいい声。

瞑想の仕方はいろいろで、体にあるチャクラというエネルギーの集まる場所を意識したり、「om」というお唱えを心の中で唱えたり。

私は正直なところ、目を閉じると余計なことばかり考えてしまって、あまり集中できない。初めの3分くらいは、チャクラだったりお唱えだったりやってみるけど、すぐに飽きて、ぜんぜん関係ない、今日のご飯何かなとか、休憩時間に洗濯しなきゃとか、お土産どうしようとか、そんなことばかり考えてしまう。

でもそれで終わってしまったらなんかもったいない気もするので、最近は周囲の音を聞くようにしている。川の音とか、鳥や虫の声とか。自然の音を聞いているのは、割と飽きないから不思議。

30分間はけっこうあっという間。終わってゆっくり目を開けると、外は日が出て明るくなっていて、瞑想前は暗闇の中を流れていた川も、明るくはっきりと姿が見えるようになっている。目を開けて朝日の中の川を見る瞬間は、とても気持ちがいい。

最近、生徒の中で流行っている?ことがある。サイレンスといって、1日中話さないことを指す。

ヨガでは、自分の感覚をコントロールすることが大切と教えていて、そのための方法の一つにサイレンスがある。普段は無自覚にしゃべってしまうが、それを抑制することで、「話す」ということに自覚を持ち、客観視する力を育てることができる。

(ヨガではないが、ヴィパッサナー瞑想というものがあり、それは10日間話さず、誰とも目を合わさず、行う瞑想。世界中で行われており、日本でもセンターがある)

私も、ルームメイトと「サイレンスやってみよう」ということになりやってみたが、意外と快適だった。頭がすっきりして、心が落ち着く感じ。目を閉じると聴覚が強く感じられるように、しゃべらない分他の感覚が研ぎ澄まされる。ルームメイトも楽だったと言っていた。普段当たり前にしている話すという行為は、けっこうエネルギーを使っているのかもしれない。生徒の中には数日間継続してサイレンスをした人がいて「自分は普段気を使ってしゃべっているかもしれない。話さなくていいのはけっこう楽」と言っていたらしい。

全く話さずに生活していくのは不可能だし、社会生活を送る上で会話はとても大事だが、人や情報の波に疲れてしまった時など、サイレンスしてみるのもいいかも。
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